アスペルガー症候群は人口の少数派です。つまり,残りの90数%の人々が,世の中の仕組みを作り,すべての人々の行いを判断するのです。しかし考えてみると,現代は自由な選択が許される時代です。自分自身や他者の心やからだを傷つけない限り,道理にかない,もちろん法にも抵触しないことであれば何をするのも自由だし,どんなタイプの人間でもかまわないのです。

例えば,自分で服を縫う,バイクで出かける,夜ホットチョコレートを飲みに出かける,あるいはサッカーに興味がないことだって…どれも問題なしです!

◎多数派の好みそうなこと

・有名デザイナーの服を好む
・かっこいい車に乗る,乗りたいと思う
・お酒を飲みに行く
・みんなでわいわいサッカー観戦

◎少数派の好みそうなこと

・安っぼい服を買ったり作ったりする
・どこへでも自転車ででかける
・夜にパブでホットミルクを飲む
・チェスをする

たいていの人は,誰もが多数派の意見に従うべきだと思いこんでおり,少数派の人たちを“おかしい”と言います。でも,少数派も等しく好きなことをする権利があり,自分らしくあることに誇りを持つべきです。みんなと同じことをするのは退屈で,ユニークなことを考えるのが好きな少数派のタイプであるのも,とても素敵なことです。

自由の国に暮らしている以上,個性がないと世の中がつまらなくなりますし,人と違うことを好むのも喜ばしいことです。人のあり方に,正解や誤りがあるわけではなく,誰にもこれを裁く権利はありません。

もしそれをおかしいと思う人がいれば,その人に問題があるのであって,あなたは間違っていません。