アスペルガー症候群の人のなかには、音に対して非常に敏感だったり、否定的に注意されると、怒られたと思ってパニックになってしまう場合もあります。

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大声で話しかけたり命令形の言葉はさける

アスペルガー症候群の人のなかには、音に対して非常に敏感な特性を持っている人がいます。大きな声で話しかけられたりす
ると怒られたのかと思って、急に反抗的になったりパニックになってしまったりという場合があります。
「面接官に大きな声で質問されたために面接の現場でパニックになってしまった」という人もいます。音に敏感なために、風の音や職場の音楽が気になって会社を辞めたという人もいます。
また「~しなさい」とか「~はやめなさい」、「~してはダメだよ」といった命令形に対しても非常に敏感です。命令形のような強い口調で話されると、怒られていると感じてしまう場合も多いようです。
さらに、「~するな」、「違ってる」、「おかしい」などの否定的な用語にも敏感に反応してしまいがちです。自分が非難されたように感じるのです。
アスペルガー症候群の人に向かって注意をする場合には、「~しょう」とか「~してみたら」といったような、肯定的な言葉にすると素直に言うことを聞きます。

必要以上に被害者意識を持ってしまうことも

アスペルガー症候群の人は、子どもの時から自分では普通だと思っている言動に対して、周囲から怒られたり注意されたりすることが少なくありません。彼らは成長するに従い、被害的な受け止め方をしやすくなる傾向が大きいのです。思春期に入ると、強迫性障害や被害妄想になつてしまい、被害的幻聴まで体験する人もいるようです。また、職場での体験から被害者意識が強くなり、職場を転々と変えてしまうといった例も少なくありません。