他人の顔の表情や声の調子、身ぶりや手ぶりといったコミュニケーションの手段を理解ずることがなかなかできない特性があります。

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「暗黙の了解」を読み取れない

 ゲームなど好きなことに夢中になって何度注意をしても一向にやめようとしないので、大きな声で怒ったら「キョトン」とした顔で「どうしたの?」と聞き返してきたりします。しかし、悪気があるわけではないのです。他人の表情や様子などから相手の感情を読み取ることが苦手なので、相手が怒っているのか、喜んでいるのか悲しんでいるのか、困っているのかがわからない場合が多いのです。

 感情表現はコミュニケーションの一つですが、表情や視線、声の調子、身ぶりや手ぶりなどコミュニケーションに関する動作を理解することが苦手なのです。
 そのために他の人の気持ちを無視したような行動をとってしまうことがありますが、それも特性なのです。一緒に行動している時、次の予定があったりしても「もう帰って」とはっきり言うことができないことはあるものです。そんな場合、何となく遠回しに言ったりするものです。人は社会経験を積めば、相手の様子や言葉の使い方を見て、気持ちを察することができるようになります。

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 しかし、アスペルガー症候群の人は、コミュニケーションに関する「暗黙の了解」を読み取ることができない場合が多いのです。
 また、相手が困ったような表情をしても、はつきり言わない限り、相手が困っていることにも気づかないこともあります。