アスペルガー症候群の人は、驚くほどの記憶力を持っている半面、「そこにないもの」を想像することができません。

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興味のある分野には、強い記憶力を発揮する

 アスペルガー症候群のなかには、世界の国々の名前を間違えることなくスラスラと言えたり、歴史上の人物名を正確に書いたりといったように、驚くほどの記憶力を持っている人も少なくありません。自分の興味がある分野に対しては、学ぶ力や記憶力が強く発揮されます。
 その半面、自分でテーマを決めて作文を書いたり、一つの方法で解決しないときに、別の方法でやってみるといった理科の実験のように想像力を求められることが苦手です。

得意・不得意がはっきりしている

 アスペルガー症候群の人は、学生時代には得意な科目と苦手な科目がはっきり分かれます。暗記型の試験はいつも高得点なのに、読書感想文や自由研究といったように正しい答えがない学習は苦手なのです。家庭科の料理実習など他の人と協力して作業することも苦手です。自分が何をすればいいのかわからずにとまどってしまうのです。
 こうした特性は社会に出るようになっても変わることはなく、「毎日が応用問題」のような職場では、トラブルの原因になってしまうこともあります。

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