アスペルガーの共通した能力のひとつに,特定の興味に没頭することがあります。興味は,時として社会からは風変わり,奇妙である.標準的ではないとみなされることがあります。

しかし.自分や他人を傷つけることでなければ,遠慮せず興味あることを追及してください。何かに夢中になっている人と話をするのはとても楽しいことですし,共通の興味で人との絆も深まります。

アスペルガーの人には,退屈で聞きたくないという相手の心情に無頓着で,会話せず-方的にしゃべり続ける,という特性がよくみられます。その原因には,次のようなものがあります。

・特定の物事への尽きない情熱のために,話したいことが山のようにあり,長々と談義をしてしまう。
・講演や大学の講義でもない限り,話し手と聞き手は互いに役割を交代し,両者が会話に参加すべきという,社会的ルールを知らない。
・人が因っている,あるいは退屈しているときの表情やジェスチャー 視線などによる非言語的サインに気づかない。

ご想像のように,自分の興味について-方的に話し続けると,一般的に失礼とみなされ,嫌気がさすものです。聞き手があなたの関心事によほど熱心でない限り,話題は手短に話し,さらに話を続けてよいか尋ねる,あるいは相手の意見を求める,といった方法をとるのが無難です。そうすれば“人と”会話しているのであり,“人に”話していると非難されることはないでしょう。

自分が強く興味関心のある世界に,恋人を誘ってみる価値はあります。共通の強い関心事といった共有点があれば,互いの関係性を続けるのに役立ちます。