アスペルガーの人は,たわいもない話や雑談が苦手ですが,講釈などト寸的のある話や,特定の関心事についての話は得意としています。会話をうまく続けられなくても,そんなに心配しなくても大丈夫です。たいてい人というのは,他人の話を聞くよりも,自分のことを話すのが好きですし,自分のことを尋ねたり話を聞いてくれるのは,うれしいものです。デートにおける会話のポイントは,デートについて思いつく限りの誠実な質問をすることです。あなたが相手の答えに心から関心をよせれば,快く思われるでしょう。

相手が話をしている間,集中して聞いていればよく,あなたはプレッシャーから解放されます。デートの前に,友だちに協力してもらい,ふさわしい質問をする練習をしておいてもいいでしょう。質問は,過度にプライベートな内容でなく,当たり障りのないものを遡べば,心配に及びません。事実,恋人の多くが抱える不満は,相手に自分の話を聞いてもらえないことです!

・よい質問

この場所はどう? 気に入った?
(どこにデートヘ行ったとしても,使える質問です。)
・何かお仕事されていますか?
(もし,答えが“はい”であれば,“何をされているのかもっと知
 りたいです”と言いましょう。)
・仕事をしていない時間,どんなことをするのが好きですか?
・あなたの趣味は何ですか?

 宗教,道徳,政治,金鉄 セックスや過去の恋人など,言い争いとなりがちなテーマは,会話がスムースに運ばないかもしれないので,避けておくのが無難です。

 一方的に自慢話ばかりしてはいけませんが,まずはありのままの自然体でいてください。自分の話は退屈に違いないと思っていても,もしかすると相手はあなたの話に夢中になるかもしれません。しかし,一方的に話をして会話を支配してはいけません。デート中は,双方に会話のチャンスがあることを忘れずに。でないと,相手はあなたが自分に夢中なナルシストか,あるいは単に自分に関心がないのだと考えます。

ですが,デート中話さす悩んでばかりいてもいけません。なぜなら相手は,あなたが何かを隠している,何も話すことがない,関心を持たれていない,などと考えるからです。デートによって二人の距離が近づかなければ,相手はもう一度あなたに会いたいと思いません。もし,自分のことをうまく話せず,デートで黙っていたと責められたら,“ごめんなさい,私は自分のことよりあなたのことを聞きたかったのです”と切り抜けるのがよいでしょう。

 デート中の会話は,いつもテンポよく,ポジティブに,楽しくしましょう。深く,論争となる,あるいはネガティブな話題は,お互いが良く知りあうまでは,しない方が無難です。もし,どう会話しでよいかわからなければ,社会性があり信頼できる人と一緒に,会話の練習をしてください。