現在,自閉症スペクトラム障害は感情に起因する疾患ではないと考えられています。感情と関連はありますが,感情自体が疾患を引き起こしているのではないのです。このことは,交際する上で知っておくべきでしょう。知らなければ,パートナーとの関係は壊れるかもしれません。またまたまた今日も次に,アスペルガー症候群が恋愛関係に与える影響を表に示しました。

A.アスペルガーの特性
B.予測される結果
C.必要な対策

友人がいない・友情関係の煩わしさ

相手だけに友人がいれば,不快で気まずくアンバランスな関係になるかもしれない。その道もしかり。友人が二人の関係の障壁になるかもしれないが,無視すれば友人を失うことになる。

友人関係に違いがあっても,それぞれに友人と時間を作り,双方のニーズを尊重します。アスペルガーの人にとって,友人がいること,友人が必要ないこと,どちらも自然だと伝えてください。友情は植物のようなもので,水やりを怠らなければ枯れることはありません。

非言語的コミュニケーションの理解が困難

互いの非言語的コミュニケーションを理解できず混乱する。

アスペルガーの場合,非言語的コミュニケーションを理解し使いこなすのは難しいものです。互いの非言語コミュニケーションの意味を理解するため,説明を求めましょう。

感覚自己刺激

パートナーは,感覚自己刺激が奇妙と感じ,あなたにとって必要だと受け入れ共感することが難しい。

相手が不快だと感じるなら,近くにいるときは自己刺激を減らすよう心がけてください。自己刺激は,適切で理解の得られる場所でのみ行うとよいでしょう。相手には,なぜ自己刺激したくなるのかを説明しましょう。

体に触れ合う頻度

パートナーへの接触の程度が,そのまま相手への愛情表現と誤解される。

接触が少ないのは,相手が嫌いだからではなく,触られるのが不快なためだと説明しましょう。逆に,相手の非言語コミュニケーションを読めず,過度に接触していることもあります。話し合い,互いに歩み寄ってください。

じっとしていられない

パートナーは,あなたと一緒にいるのが辛く,疲れる。

いつ静かにすべきかを把握しようと努めてください。じっとしていられない場合,医師のアドバイスを求めましょう。

過度な孤立

過度に孤立すると,あなたが二人の関係に慎重で,相手と距離をとりたいのだと勘違いされる。

パートナーよりも一人の時間が多く必要なら,二人一緒のときに,もっと深く関わるようにしましょう。