現在,自閉症スペクトラム障害は感情に起因する疾患ではないと考えられています。感情と関連はありますが,感情自体が疾患を引き起こしているのではないのです。このことは,交際する上で知っておくべきでしょう。知らなければ,パートナーとの関係は壊れるかもしれません。また今日も次に,アスペルガー症候群が恋愛関係に与える影響を表に示しました。

A.アスペルガーの特性
B.予測される結果
C.必要な対策

偏食,食物への過敏性

偏食が多い,あるいは自分勝手な人と思われ,一緒に食事をするのがストレスになる。

アスペルガ一により,特定の食物への過敏性があるかもしれませんが,新しいものも試してみましょう。うまくいかなかったとしても,試したことは評価できます。互いの食事の好みの共通点をみつけてください。

自分の殻に閉じこもる

パートナーは,あなたと関わるのが難しく,拒絶されたと感じる。

アスペルガーは自己中心的に見えますが,元気の回復や過重負担から逃れるために一人の時間が必要です。相手への愛情には変わりないと伝え,できる限り,パートナーと関りましょう。

見た目への無関心

奇妙でだらしない,あるいは怠け者と見える。

アスペルガーの場合,こぎれいで清楚なことが,社会で重視されるのを忘れがちです。身ぎれいでいられるよう,恋人からアドバイスを求めましょう。

物への愛着

特定のものを常に身近に持っていると,奇妙あるいはわがままにみえる。

パートナーには.不安軽減のために特定の物を携行していると伝えてください。例えば,常に電話・時計・スケジュール帳を持ち歩く必要があるなら,それらなしでは混乱やストレスを招くのだと説明します。

注意力の短さ

興味あることには長時間注意を払えるにもかかわらず,パートナーへの注意時間が短ければ,相手に興味がないかのように思われる。

パートナーには,興味あることにはいくらでも集中が可能なのに,感情や体を使う活動では,すぐ過重負担になると伝えましょう。短時間でも
頻繁に接するよう心がけ,互いに歩み寄ってください。

見苦しく,社会的に不適切で幼い振る舞い

目立ってしまうのではとパートナーを困らせる。

自分の行動が人からどう見られるか,意識してみましょう。社会晩 年齢的に適切な行動についてのアドバイスを恋人に求めるとよいでしょう。いつも.学びたいという態度をみせましょう。